サヨリ
サヨリ
全長は最大40cmほどで、同じダツ目のさんまとよく似た細長い体型をしています。サヨリ科一般の特徴として
下顎が長く突き出し、上顎は小さな三角形の弁状にしか過ぎないが、この一見アンバランスな形の口器の
適応的意義はよくわかっていません。ただ、同じトビウオ上科のトビウオ類も稚魚のときに同じような下顎の
伸張が起こることはわかっています。。この下顎の先端は生きているときには赤くて背中は青緑色だが腹側は
銀色に輝き、筋肉は半透明である。腹膜は真っ黒で俗に言う「見かけによらず腹黒い人」の代名詞とされることも
あるが、これは筋肉が半透明で光を透過しやすい魚によく見られる現象で、恐らく腹腔内に光が透過するのを
防ぐ適応ではないかと言われています。。同様に腹膜が黒いコイのハクレンという魚では、成長に伴って食物が
動物プランクトンから植物プランクトンに移行する時期に急速に腹膜が黒変することが知られていますが、この移
行時期に強い日光を浴びると、消化管に取り込まれた植物プランクトンが光合成を行って酸素の気泡が発生し、
消化管が膨れ上がって水面に腹を上にして浮かぶなどの障害が発生することが報告されている。サヨリも
後述のように成長に従って海藻も食べるようになるため、あるいは摂食した海藻の光合成を抑制する意味があるのかも
しれないですね 大きめのサイズは大名おろしにして糸造りに、また飾り包丁をいれて巻いた御所車という造りにすれば
身の美しさが引き立ちます。梅肉と酢で和えたサラダやマリネもサヨリの淡白な味が楽しめるのでお勧めです。細く切った
身を結びにした椀種や天ぷら・干物もおいしいですよ。